Lim Pen Sleeve | Nebbia
白っぽい霧のような雰囲気のワックスが
少しずつ擦れて本来の色艶が表れてきます。
必要な時にさっとペンを取り出せる
必然のかたち。
通常のペンケースの場合、まず最初にボタンや紐、ジッパーなどの留め具を開放しないとペンを取り出せません。しかし、思い立ったらすぐに書き始めたい時こそ「このひと手間を省けたら…」という必然性から、収納するペン自体を留め具にする新たな発想が生まれました。
よく使うペンは取り出しやすい
外側のスリーブに
外側のスリーブには日頃から使用頻度の高いペンを挿しておくことで、左右から合わさる留め具の役割を果たしつつ、使いたい時にさっと取り出し、使い終わったらさっとしまうという動作が可能に。内側のペンを取り出したい時は、外側のペンを抜き開くと、内側のスリーブがあらわれます。ここはペンどうしによる擦れや傷を防ぐために2列に仕切られ、スリーブ幅も外側よりも広めなので太軸のペンにも対応しています。
この無駄のない最小限の構造で3本のペンをコンパクトに収めることができ、ロールタイプのペンケースで良く見られるペン同士の干渉を避ける為のカバーもついていません。その理由はそれぞれのペンのクリップをどちらか一方に傾けて挿すだけでペンどうしの干渉を避けることができるのと、ペンの種類によっては、丸めて閉じた状態からでも上部の隙間から出し入れできるというメリットもあります。
デスクの上ではそのまま
ペントレー感覚で。
シンプルな外観のLim Pen Sleeveですが、実は拡げると複雑な形状をした、たった1枚のパーツを内側に折り込むことで、継ぎ目のないなめらかで一体感のあるフォルムが形成されています。丸まったペンスリーブから外側のペンを取り出し、開くとそのままペントレー感覚で使用することができます。愛用のペンと一緒に自宅のデスクや外出先のテーブルの上で拡げる楽しみも加わります。
独自の手法でより薄く、しなやかに…。
一般に革製品は薄く、軽く作ろうとすると、素材自体が伸びたり歪んだりで、なかなか形になりずらいものです。そこで部位によって革を0.5~0.6mmの薄さに漉き、表裏で配色になるよう貼り合わせた後にしっかり圧着するベタ貼りと呼ばれる手法を選択しました。外側にはナッパネビアのラフさとは対照的で、内側にはきめが細かくなめらかな質感が特徴のヌメ革を貼り合わせることで、革自体に弾力性をもたせ薄くしなやかに仕上げています。
厳選した革、ナッパネビアは
霧が晴れるよう少しずつ擦れて
本来の色艶が表れてきます。
本製品はイタリアのトスカーナ地方で古来から伝わるバケッタ製法でなめし、天然素材のワックスを擦り込んだナッパネビア(ネビアはイタリア語で霧の意味。)という革を使用しています。このワックス成分は自然なシボ感が特徴である革の表面に白く霧のように覆っていますが、少しずつ擦れて革本来の色艶が表れてきます。革の色や表面のシボの具合、覆ってるワックスの表情などはそれぞれ違いがあり同じものはありません。
カラー表記について
ナッパネビアのカラー表記はイタリア語の洒落た名称ですが、少し解りづらいので追記します。
Olmo:オルモ(イタリア語で楡の木)
粉の吹いた干し柿や杏のくすんだような色。
Castagno:カスターニョ(イタリア語で栗)
まさしく表皮を剥いた栗の渋皮。
Ortensia:オルテンシア(イタリア語で紫陽花)
霧の中に咲く紫陽花の雰囲気。
Nero:ネロ(イタリア語で黒)
単なる黒というより炭とか岩のような印象。
収納可能なペンのサイズ
ペンの長さは:
クリップから上は24mm以内、下は130mm以内でこれを超える長さのペンは収納はできません。
ペンの太さは:
外側スリーブは直径12mmくらいまでのペン1本、内側スリーブは直径16mmくらいまでのペン2本
●ペリカンスーベレーン1000やモンブラン149などの軸径の太く長いペンには対応していません。
Lim Pen Sleeve Nebbia
本体価格:13,800円(税込 15,180円)
素 材 :牛革: Nappa Nebbia
イタリア産バケッタレザー
カラー :Olmo、Castagno、
サイズ :H.154 x W.128 x D.10mm
(丸めた状態:H.154 x W.46 x D.30mm)
重 さ :約28g
制 作 :リシンク( 日本製)